勃起というのは、陰茎の中にあるスポンジ状の海綿体に、大量の血液が充満することによって起きます。
ところが、年齢を重ねるとどうしても血液がドロドロになりやすく、血管じたいも固くなるため血行が悪くなりがちです。
血行が悪くなると当然、ペニスに送られる血液量も不足がちになり、力強い勃起が得られなくなるんです。
じゃ、どうしたら下半身の血行を改善し、血流を多くすることが出来るんでしょうか。
冷え性が勃起力の妨げに
冷え性なんて女性特有の症状で、男には関係ないよって思ってる人多いでしょう。
女性特有の症状のように思われてますが、もともと冷え性というのは性別に関係なく起こる症状です。
男性にも冷え性がある
じつは、男性でも半数以上の人が冷え症ではないかといわれています。
ただ女性にくらべて男性は筋肉量が多いから、自覚がなく冷え性に気づきにくいだけなんです。
人間の体は生存のため内蔵が一定の温度に保たれるようなシステムになっています。
体が冷えると、体温を保つため、手足などの末端の血管が収縮し、血液を体の中心に送り込もうとするわけです。
その影響で手足などの末端の体温が下がり、様々な冷え性と言われる症状が現れます。
こんなふうに、冷え性は病気ではなく、血行が悪くなることによって体が冷えて様々な症状が起こることを指します。
その範囲はすごく広くて、勃起力低下もその症状のひとつに挙げられています。
冷え性の勃起力、精子増加への悪影響
ペニスは体の末端の中でも特に毛細血管が詰まっているので、冷え性による血管の収縮の影響力が高いんです。
勃起力がガクンと落ちてしまいます。
それでなくても、加齢によって血行が悪くなっているところに、冷えによる血管の収縮が起きるわけです。
ギンギンにペニスが勃起するのは非常に困難になってしまいますよね。
また、寒い時に金玉が縮むように、冷え性やと精巣への血流量も減ってしまいます。
当然、精子を作るためのいろんな栄養分も少なくなり、精子を作る活動も弱くなってしまうわけです。
精液の量が減ると、勃起力改善のカギとなる射精したいという欲望も減退してしまい、勃起力も落ちます。
冷え性の原因
男性冷え性の原因は様々です。代表的なところでは
・運動不足 運動は血行を良くして体を温める作用があります。
運動不足で筋力が落ちると冷えの原因となる代謝の低下を招きます。
・過度のストレス ストレスは自律神経のバランスを崩し、血管の収縮を招き、血行を悪くしてしまいます。
・冷たい食べ物・飲み物の摂り過ぎ 体を冷やす食品を食べすぎると、体が冷えて血行が悪くなります。
・喫煙 タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させて、血行を悪くします。
下半身の体温を上げて勃起力を回復する
冷え性でないひとも下半身の体温を上げる事で、血行を良くし勃起力を回復することができます。
では、どのようにしたら下半身の体温を上げて、勃起力を強化できるのでしょうか。
下半身を強化して勃起力を回復する運動
全身の冷え性を改善するには、全身の筋肉量を増やす運動が良いんです。
ただ今回は勃起力回復のための運動ですので、下半身だけを動かします。
冷え性を改善する下半身の運動と言えば、スクワットが有名ですが、あまりお薦めできません。
スクワットは確かに下半身強化には最適ですが、はっきり言って続けるのは難しいんです。
三日坊主か、よく持って一週間という結果になることが殆どです。
それくらい効果はあるが疲れます。
ウォーキングがおすすめ
管理人は続けやすいウォーキングをおすすめします。
ウォーキングは下半身全体、特にペニスの勃起に必要な股関節回りの血管や筋肉の強化に効果があります。
股関節まわりの筋肉が付くと下半身の体温が上がり、血管の柔軟性が増すんです。
その結果、ペニスへの血行がよくなり、勃起力の回復につながります。
健康増進だけでなくて、勃起力回復にもなるウォーキングはお薦めの運動ですよ。
お風呂でゆっくりリラックスしながら勃起力改善
お風呂にも体を温めることによって、勃起力を回復させる効果があります。
夏場や帰りが夜遅くなった時、忙しい時などシャワーだけで済ますことがありますよね?
シャワーだけでは体の表面が温まるだけですから、できれば湯船につかって体の奥まで温めるようにしましょう。
熱すぎるお湯はダメ
ただし、あまりに熱いお湯は逆によくないんです。
熱いお湯だと、体の表面だけが温まっている状態ですから、お風呂から上がると一気に体が冷めてしまいます。
基本のお風呂の入り方は、湯温は少しぬるめの38度~40度ぐらいに設定して、低温長時間の入浴が効果的です。
半身浴でも効果大
長時間、お風呂に入るのが苦手な人や、のぼせやすい人は半身浴がお薦めです。
特に勃起力の改善には下半身、特にペニスの血行改善が重要ですから、半身浴でも全身浴と同じだけの効果が得られるで。
下半身浴は精液・精子を増やす効果もあり
下半身浴を行うと、大量の汗をかきますね。
この時、汗と共に体内の老廃物や有害物質、余分な脂肪分も排出されるから、血液の循環がすごく良くなるんです。
そのため血液がサラサラと流れるようになって、ペニスまわりの隅々の毛細血管まで血流が改善されます。
その結果、栄養や精子になる成分をペニスや精巣まで運べるようになるので、勃起力が高まり精液を増やすことが出来るんです。
ただし、上半身は冷やさないようにな。効果が半減してしまいます。
下半身浴には勃起力改善以外に、ストレス発散効果も
TVや新聞でよく聞く自律神経というのは、交感神経と副交感神経という2種類の神経からできています。
交感神経とは
交感神経には頭をすっきりとさせて、キビキビと動ける体にする働きがあります。
バリバリ働いたり、集中力を高めたり、スポーツや運動など昼間時の活動に主に使われます。
副交感神経とは
気持ちよく眠りについたり、落ち着いた気分で瞑想するなど、気分をリラックスさせる働きがあるのが副交感神経です。
主に夜に使われる神経です。
二つの神経の切り替えがうまくいかず、交感神経が夜間にいつまでも動いていると、常に体が緊張している状態が続くんです。
そうすると、不眠やイライラ状態などになってしまいます。
下半身浴で神経の働きを切り替える
下半身浴を行うことによって、この交感神経を夜のリラックス状態の副交感神経へと切り替えることができるんです。
つまり、下半身浴を毎日の日課とすることで、勃起力回復の妨げであるストレスを解消する事ができます。
体を温める食べ物を摂る
ここで言う体を冷やす食べ物・温める食べ物とは単純に食事の温度が温かい、冷たいという意味ではありません。
東洋医学で昔から言われる陽性、陰性の食べ物という意味なんです。
生姜湯などは昔から理由は分かりませんが、常識として、体が温まる食品であることは有名ですね。
これは現代医学では陽性食物に含まれる成分によって、体内が刺激され活性化されることが判明しました。
活性化されることで血行が良くなって体が温まるんです。
陽性食品の簡単な覚え方としては、風邪に効くとされているものとか、寒冷地の人が好きな食品と考えれば良いと思います。
代表的な体を温める食べ物
・しょうが、ネギ、にんにくごぼう、かぼちゃ、人参(根菜類)
体を冷やす食べ物
・熱帯の果物(バナナ等)、砂糖、トマトなど(水分の多いもの)
下半身の血行を改善する方法 まとめ
下半身の体温を上昇させて血行を良くし、血流量を上げることによって勃起力を回復できます。
もちろん、ペニスの硬度も上げることも可能です。
下半身の体温を上げる方法として
1.ウォーキングなどの運動を取入れて、ペニスまわりの筋肉強化と血行促進。
2.下半身浴を日課として、老廃物排出、ストレス発散、血液の巡りをよくする。
3.体を温める食べ物を積極的に摂って、体内から下半身の体温を上昇させる。
この3つの方法を順番に見てきましたが、すぐにでも、毎日の生活に取り入れることが出来るものばかりですよね。
下半身の体温を上げて、ギンギンのペニスを取り戻しましょう。